「染付けの皿・鉢」

[ 写真をクリックされれば、拡大してご覧になれます。]





[章魚唐草の長方皿]

源右衛門窯の代表的食器の1つで、素描き章魚唐草が真に美しい。

文献2 -54頁に載っていて、何時かは蒐集したいと思っていました。

思いがけず、ネットオ−クションに出品され、デッドヒ−トの応酬合戦

の末、落札出来ました。見込みには端正で気品ある松竹梅、その周

りに章魚唐草、外周にはユ−モラスな龍・飛雲が描かれています。

長さ21.5cm、幅12cm、高さ4cm、どっしりとしていても 瀟洒な形状

には、風格があります。家庭料理には、贅沢すぎるかも知れません

が、当HPのアクセス20,000件到達を記念して、手に入れました。
[7B-30=2004.1]



[斬新なデザインの小皿]

安くて手軽に使用出来る、紙やプラスティック製容器が蔓延する時代に

あって、400年を越える有田磁器を再認識し、人気雑貨商品に仕立て

ようとする西武デパ-トの野心的な企業戦略。 デザインオフィス nendo

のコンピュ-タグラフィックデザインによる90種以上の原形紋様を手書

きにする名窯の新たな挑戦。その中の2つの小皿です。息を詰めるよ

うな染濃作業を墨弾き技法で回避して、価格低減を実現されたようで

すが、伝統的な染濃模様の輝きと洗練された形状の美しさは、他に類

を見ません。源右衛門銘は、高台の内側に明快に筆書きされていて、

化粧箱も 白を基調として、凄くお洒落です。なお、左のお皿の外径は

11cm、高さは2.5cmです。西武・渋谷店の展示会で購入しました。
[7B-126,7B-127=2013.10]

nendo のコンセプトは、ume-play collection、即ち 梅小紋を再編集

した食器。その情熱を傾けた蘊蓄に、極めて興味をそそられます。



[染濃・松林絵の深鉢]

厚みのある磁胎の内外周に、渋味のある染濃で松林が描かれている

清潔感溢れる堅牢な深鉢です。盛り付けられる料理を引き立てるよう

に、内壁の絵には淡い染付が使用され、11cm角の口辺はゆったり

と錆釉で縁取られていて、名窯の食器の原点を 垣間見る感じです。

高さは7.5cm、薄い高台がとってもいなせです。ネットオークション

で蒐集しましたが、老舗の割烹旅館で使用されていたとのことです。
[7A-94=2012.10]



[深/浅鉢・水草紋と蝶草花紋]

何れも源右衛門窯ならではの味わい深い紋様で、染付が冴えている

うつわです。水草紋の鉢は、高さ7.5cm,口径11.5cmの大きさで、

内側面や見込みにも同じ紋様が丁寧に描かれています。源右衛門窯

・窯元の売場で購入しました。左側の浅角鉢は、口径 約15cm角、

高さ 4.7cmの大きさで、古伊万里風の染付蝶・草花紋が、全面に描

かれています。見込みの中央に草花を配し、その周囲は八等分され

て、交互に蝶と草花が描かれていて清楚で美しい。こちらは、大勢の

方々が参加された インタ−ネット オ−クションで、落札致しました。
[7A-2,7A-35=1993.7,2006.1]



[瓢箪絵の舟形鉢]

古伊万里のやきものにも、子孫繁栄や魔除け・厄除けなどの象徴と

して、盛んに用いられた瓢箪絵が、趣き深く内側面に描かれている

舟形の浅鉢です。外側面は、清々しい染付濃みで覆われています。

長さ15cm、最大幅9cm、高さ4cmの舟形は、とても品があって、

かつ頑丈な造りです。お客さま用の向付としても、重宝しています。

これも、熾烈なネットオークションを凌いで、何とか入手できました。
[7A-54=2007.4]



[市松模様のうつわ]

何の衒いもない絵模様ですが、源右衛門窯の呉須の美しさが、素直

に引き出されている点に、とても魅了されます。また、フリーハンドで

描かれた升目が 磁器特有の冷たさを打ち消して、ほのぼのとした豊

かな気持ちにさせてくれる うつわです。浅鉢は、磁胎が厚くがっしり

した造りで、外形と深さは 約22cm,2.5cm も有り、使い勝手の

良い形状です。カップの口径と高さは、約9m,5.5cm、ソーサーの

外径は約16cmで、それぞれの口縁には、金彩が施されていて美し

い。湯呑みの外形と高さは、共に約7cmで可愛らしく、清涼感溢れ

る美しさが、充実した生活を演出してくれます。何れも、熾烈なネット

オークションで落札して、やっとの思いで コレクションに加えました。
[7B-51 ,9B-25 & 8A-20=2005.8,2007.5 & 2007.7]


市松模様(いちまつもよう)とは、江戸時代の歌舞伎役者、初代

佐野川市松が 舞台「心中万年草」で小姓・粂之助に扮した際、

白と紺の正方形を交互に配した袴を履いたことから人気を博し、

着物の柄として流行したことから、「市松模様」・「市松格子」・「

元禄模様」 などと呼ばれるようになった。 そのため、家紋など、

江戸時代以前から 存在するものは、「石畳模様」 と呼ばれる。

フリー百科事典(Wikipedia)より抜粋




[皿鉢・初期伊万里写牡丹図]

両端は、外径13cm、高さ2.8cm、初期伊万里を意識した牡丹の花

が見込みに目一杯描かれている、使い易い小皿です。食卓に並ぶ

と気持ちがほぐれます。釉薬には、柞灰(いすばい)釉よりも緑みの

強い土灰釉を厚めにかけて、初期伊万里の雰囲気を表現されたこ

と、この紋様の銘々皿、取鉢、豆皿と共に、1981年から発売され、

現在も製造されているロングセラ-であること等、 金子昌司さん

教えて戴きました。文献2・作品抄や文献3・食作品には、中皿が

掲載されています。 中央は、使い勝手の良い 初期伊万里写牡丹

図の中鉢です。 文献1 の No.117 に、同じ紋様の中皿が載ってい

ます。幸いに両方共、インタ-ネット オ-クションで入手出来ました。
[7B-28,7A-18=2003.11,2004.3]


「柞灰(いすばい)釉」については、源右衛門窯HPの工房訪問

職人技・呉須を引く下絵付け師 を、ご参照下されば幸いです。





[古伊万里風松竹梅図の小鉢]

渋味ある源右衛門窯特有の染付けの発色が素晴らしい、長径11.5

cm、短径10.5cm、高さ6cmの小鉢です。外側面には花唐草、内

側面には松竹梅,太湖石や草花、見込みには古伊万里の最盛期に

広まったと言う五弁花紋が描かれています。緩やかに拡がりを持つ

口辺は、錆釉で縁取られていて、四隅の装飾細工も好ましい。ネッ

ト オークションの同じ締切日時に、多数の源右衛門窯のやきもの

が集中して、どれを選ぶか すごく悩みましたが、この美しい小鉢に

のみ的を絞って応札して、何とか落札出来ました。文献1には、図

録 No.110 として掲載されていることを、後になって知りました。
[7A-77=2010.10]



[茄子絵の皿鉢]

右は 直径20cmの中皿の見込み一杯に、二つの茄子が染付濃で

描かれています。茄子の輪郭は焼成前にハツられていて、源右衛

門窯の秘染が 潤沢に滲み込んでいる、独特な趣に魅かれます。

周囲の濃みを強めて、優美に 茄子を浮上らせた画法も好ましい。

外形:20cm、深さが 2.5cmあって、とても使い勝手の良い中皿で

す。左は源右衛門手濃みを背景に、愛らしい茄子を見込みと内側

面に散在させて 秀麗に描かれていて、外側面の真っ白い磁胎面

には、同柄の茄子が趣き深く描かれています。各辺15cm、高さ

5cmの角鉢は、食卓を 鮮やかに演出してくれます。どちらも、早

者い勝ちのネットオ−クションで、即 応札して、蒐集出来ました。
[7A-100 & 7B-101=2010.2 & 2014.1]


文献1・図録116には、同系列のお皿が、掲載されています。




[茄子&向日葵紋の中皿]

左のお皿は、茎と枝葉とともにバランス良く、江戸時代には高価だ

ったと言われる小振りな茄子が、丁寧に描かれています。最長径

が約17cmの輪花の外形で、深さも 3cm近くあって、浅いなます

皿と言った ところでしょうか。背面の外周に描かれている、唐草も

鮮やかで 素晴らしい。右は、無地面を半分残して、力強く向日葵

の花が描かれた、使い勝手が良い形状のお皿です。向日葵紋は

古伊万里のやきものでは 見かけませんが、当時の中国でも輸出

製品に限られて使われたようです。何れもネットオ−クションでど

うやら落札しましたが、深みのある呉須の輝きに魅了されます。
[7B-58,7B-60=2005.12 & 2006.1]


膾(なます)皿:18世紀後半から茶会席で用いられるようになっ

た、膾(魚・貝・肉や野菜を刻んで各種の酢で調理)用のうつわ。


呉須:染付の絵の具の原料。天然のコバルト化合物を主成分と

し、上に釉を掛け焼成すると藍青色になる。鉛釉に加え、上絵

の具の青としても用いられる。( 双葉社/陶磁郎用語集より )






[染付輪花・錆釉縁の中皿]

左の中皿は、芙蓉割りの中央部に草花、その周囲に 蝶と草花が配置さ

れて、優美に描かれています。中央の花弁形の浅鉢は、蕪が写実風に

描かれています。何れも、周辺には錆釉の縁取りがされていて、染付の

紋様を、凛と引き立てています。家族旅行で 草津温泉へ出向く道中で、

夏期のみ開かれる、小粋な源右衛門窯軽井沢店を訪れ、購入しました。

その後、ネットオ−クションで落札出来た右のお皿には、活き活きした蒲

公英の絵が、力強く描かれていて好ましい。直径16cmの大きさです。
[7A-9,7B-21 & 7B-107=2002.8 & 2011.11]




[染濃朱泥・菊花紋の鉢]

中央の浅鉢は、外周が染濃みで美しく彩られていて、内側には淡い

は染付けで、清楚な菊の花が描かれています。最大径が18cm、

高さ 5.5cmです。厚手の磁胎による 菊花の外形は、どっしりとし

ていて、とても安定感があるうつわです。底はべたで、渦状の彫が

加えられ、銘は側面下に筆書きされています。周囲の深鉢は、最大

径が、それぞれ7cmと9cm、高さが4.5cmと7.5cmです。基本

的な構造は中央の鉢と同じですが、外周の鮮やかな朱泥に、目を

奪われます。数年前、 ネットオークションで落札しましたが、余りに

も身近で重宝に使っていて、ついアップするのを忘れていました。
[7A-27,7A-41&7A-45=2005.5,2006.8&11]




[菊花絵の浅鉢]

菊花形の各花弁の側面に、染付け濃みで菊の花を浮上らせた、中小

の浅鉢です。中鉢は、直径:17.5cm、高さ:4.5cm、花弁数:20

で、小鉢は、同じく7.5cm、3.5cm、10です。側面が底面に対して

垂直に立上っている、独特な造形からか、厚めの生地になっていて、

重量感があります。しっとりと落着いた絵模様に、口辺の錆釉も美し

い。お嫁入り道具の1つとして、源右衛門窯の食器を選ばれたご婦

人が、ネットオークションに出品されたうつわです。即刻 応札した小

生が、源右衛門窯のやきものを 蒐集していることから、開始価格で

譲渡して下さいました。他にも出品された、素晴らしい源右衛門窯の

うつわも、開始価格でどうぞとのことでしたが、資金難で他の人に渡

り、せっかくのご好意を無駄にしてしまい、申し訳なく思っています。
[7A-37=2006.5]




[四海波のお皿・鉢]

源右衛門窯の最も代表的な しなやかで優美な紋様です。窯元や都内

のデパートで購入したり、インターネット オークションで 落札しました。

右端の浅鉢は、外径21cmで、表裏に彫刻が施されていますが、この

ホ-ムペ-ジのタイトルバックは、この紋様の一部分を利用しています。
[7B-1,2,5,6,7=1978.2〜2000.11]




[2つの山水絵の角鉢]

何れも深みのある呉須で丁寧に山水絵が描かれている角鉢です。左は

見込みの山水絵に加えて、内側面に縁起の良い蝙蝠紋と外側面に吉祥

の宝紋が描かれている、外径13cm,高さ3.5cmの浅鉢です。底面に

筆書きされた源右衛門銘の様子から 1960年代の作品と思われます。

右は 4つの外側面に趣き深い個別の絵模様が配置されていて、しかも

外周に沿った連続画になってます。 また、口辺の繋ぎ紋や円形の高台

など、とても心憎い作品です。1970年頃の製作と推定されます。大き

さは、外径11cm,高さ7.5cmです。どちらも共箱付5個組でしたので

ネットオークションでは、締切時間を大幅に越える 激戦になりました。
[7A-95 & 7A-96=2013.4 & 6]




[人物山水絵の長角皿]

頑丈な作りの長辺17.8cm、短辺11.6cm、深さ2cmの角皿です。

まっ平らな見込みには、やや黒味帯びた染付けで、蓑を着けた農夫が

ユーモラスな表情の牛や愛犬と一緒に描かれています。厳しい仕事が

終わって、ほっと一安心したひと時でしょうか、ゆったりした風情が感じ

られます。背景の風景も、長閑で趣があって好ましい。源右衛門銘は、

底面に彫られています。ネット オ−クションでは、共箱付きとあって、応

札者が10名を超える デッドヒートでしたが、辛うじて入手出来ました。
[7B-112=2012.3]




[岩波紋の長方皿]

荒波に洗われる岩は染付け濃みで、波は力強い線画で描かれていま

す。長辺と短辺は、各々24cm,16cm、高さは4cmあります。個性

的な染付けの紋様、程良い側面の曲率を持った隅切りの形状は、飾り

皿にしても雅味と気品があり、色々な料理に対しても使い勝手の良い

長方形の中皿です。過酷なネットオ−クションを通して、入手しました。
[7B-32=2004.1]




[2つの唐草絵皿]

源右衛門窯の染付けが美しく映える、2つの唐草絵のお皿です。左の

お皿は、窓絵に吉祥紋様の松竹梅を配して、窓絵を囲んだ背景には

素描章魚唐草が緻密に描かれています。外径16.5cm、高さ 3.3cm

のバランス良い形状で 質感も素晴らしく、外周の唐草や口端の錆釉

が、更に風格を高めています。厳しいネットオ−クションを通して入手

できました。右のお皿は、濃み筆捌きに思わずうっとりしてしまう、白藍

反転の優美な唐草が、描かれています。外径14cm、高さ 2.7cm、

ぽってりした輪花の造りになっていて、画像のように 可愛らしいお皿

です。夏季のみ開かれる 軽井沢店の最終日に訪れて、1枚しか残っ

ていなかったお皿で、他の源コレクション品と共に求めました。早朝、

開店準備でお忙しい最中、 コンシェルジュの松尾さん には、色々な

ご親切や価格サ-ビス迄もして戴いて、楽しい思い出が増えました。
[7B-55=2005.9 & 7B-73=2006.8 ]




[章魚唐草の角皿]

木目細かく描かれた二様の章魚唐草ですが、角皿は 白藍反転で 唐草を

浮き上がらせ、極めて格調が高い紋様となっています。何れも 源右衛門

窯特有の呉須の美しさを、本当に際立たせる 紋様だと思います。章魚唐

草の他のうつわも、喉から手が出る 思いですが、安サラリーマンであった

小生には、高嶺の花で 手が出せないのが、玉に傷です。角皿は、仄かに

清粋な芳香が漂っていた、源右衛門窯・窯元の特売場で、購入しました。
[7B-4,7D-1=1993.7,2000.7]




[獅子唐草絵の長方皿]

手書きの極限を超えた精緻な絵模様、名窯の渋味のある染付けの素

晴らしい発色、隙の無い凛とした形状、何もかも現代陶芸の最上品と

言っても 過言ではないでしょう。16cm×14cm、高さ1.8cm の大

きさは、上記の章魚唐草絵の角皿と同じです。 ネット オ−クションで

は、6枚1組の出品であったため人気が沸騰して、多くのコンペチタ−

と競合することになり、やっとの思いで、入手することが出来ました。
[7B-103=2011.1]




[獅子花唐草絵の菓子鉢]

高さが 8cm、緩やかな曲面を持つ口径は26cmもある造形と、3頭の

獅子が配置された全面の精緻な染付花唐草絵は、とても風格があって

圧倒される美しさです。背側面にも、大らかに花唐草が描かれていて、

遊び心満載の菓子鉢です。この Webサイトが、開設15年目に入る記

念品として、デッドヒートなネットオークションを制して蒐集出来ました。
[7A-177=2015.6]




[染付輪花の中皿]

中央に 松を配置し、周囲に11面の花を あしらった、古伊万里の心を

ふんだんに盛り込んだ、最大外径15cm の中皿です。有田の名窯を

誇る、手のこんだ成形と手書きの筆さばきは、"お見事" と言う他はあ

りません。 また、呉須の気高い輝きに、すっかり魅了されてしまいま

す。 インターネット オークションで、辛くも落札して、入手致しました。
[7B-14=2000.11]




[エキゾチックな唐草紋の中皿]

右は 「黄褐彩唐草文」の中皿です。背面の円形輪郭線と銘にのみ

染を使用しているだけで、黄褐釉で四組の花唐草紋様が丁寧に描

かれていて、直径は17.4cmです。今までの作品には見られない

斬新な色調です。 左側の皿は、「染濃更紗手花唐草紋」の中皿で

す。上下左右に更紗手の唐花を配置して、それらを囲んで密集した

唐草を緻密に描き、深味のある染濃で浮き上らせて、とても気品が

あるお皿に仕上がっています。外形は18cm、高さが2.3cmで、

磁胎も厚く、とても頑強な造りです。インドが発祥の地と言われる更

紗、シルクロードを通して東西に運ばれて、夫々の国で独自の発展

を遂げたと言う、壮大なロマンが 背景にあるだけに、熟練した絵描

き職人の手による 絵模様は、見る人を魅了して止まない 美しさが

あります。どちらも、ネット オークションで、辛くも 落札出来ました。
[7B-98 & 99=2009.2 & 7]




[梅地紋のうつわ]

中下のうつわは、把手を含まない高さ:4.5cmの可愛らしいミルク

入れです。白抜きの染付け梅小紋が、外周に描かれています。中央

のうつわは、一辺 約19cm の方皿で、内・外周,見込みに、同じ

梅小紋が描かれています。左右の小皿は、不均等な梅の花弁状の

形状で、厚みもぽってりしていて、民芸風な趣きがあります。何れの

造形も、繊細な心配りが隅々まで行き届いています。また、丹精を

込めて、石臼で摺り続けた呉須が醸し出す、凛とした美しさに魅了

されます。何れも、インターネット オークションで、入手出来ました。
[7B-16=2001.9、8C-2=2002.11、7B-33=2004.3]




[梅鳥紋の方皿]

上の真ん中の 約19cm角の方皿と同じ形状です。梅小紋と自由奔

放に飛んでいる鳥が、お皿の全体に散りばめられていて、正に和風

紋様ですが、深さが 約3cmあって、料理は、和・洋・中華の全てに

適合するので、とても重宝しています。また、飾り皿としても 利用出

来て好ましい。厳しいネットオ−クションで、何とか落札出来ました。
[7A-72=2010.4]




[古染風・魚花紋のお皿]

桜と鯛の興味深い紋様と染付濃みの美しさに惹かれて、夫々のネット

オ−クションに応札して入手した、直径7.5cm、高さ2.6cmの小皿

と 一辺が17.5cm、高さ3.5cmの変形方皿です。源右衛門窯が、

高級料亭向け食器から一般家庭向け食器に販路をシフトした時に、嚆

矢となった代表作品とのことです。 [源右衛門窯 ONLINE SHOP]

[源右衛門窯・家庭食器の変遷]をクリックされれば、懇切丁寧な説明

がされています。方皿の外周には、桜の花が散りばめられていて、高

台の周りの鋸歯紋にも雅趣があります。何れのお皿も、口辺はきりり

と錆釉で縁取られて品格があり、とても清楚で使い易いうつわです。
[7B-49 & 61=2005.7 & 2006.2]



[舞鶴絵の扇面皿]

大空を優雅に飛ぶ群れ鶴が、白磁の表面に源右衛門手濃により美麗に

表現されている平皿です。長径が 23cm、幅は12cm の扇形で、高台

も含む高さは2.7cmと、複雑な形状にもかかわらず安定な造りには、

さすが名窯の作品と感じ入っています。5枚セットで共箱付でしたので、

ネットオ−クションでは人気が集まり、やっとの思いで 入手出来ました。
[7B-111=2012.2]



[草花紋の扇形平皿]

染付けの 草花が、折り紙風の地文に、清楚に描かれています。深さ

が1cmある側面も、濃みで 丁寧に縁取られています。形状は 扇形

の中皿、源右衛門銘は 釘彫りです。全てに渡って、とても お洒落で

美しいうつわです。インタ-ネットオ-クションで落札し、入手しました。

------------------------------------------------

中央のお皿は、朱の濃みと緑彩が加えられ雅趣を増して、一層味わ

い深い作品になっています。これも彫り銘ですが、六代源右衛門さん

がしばしば遊びに行かれたと言われる、佐賀の旧家の方から、インタ

−ネットオ-クションを通して譲渡して戴いた、感慨深い愛蔵品です。
[7B-18=2001.11,7B-43=2005.5]



[鮎絵の方皿]

単純明快に、二尾の若鮎が染付けで活き活きと描かれている、一辺が

約12cm の方皿です。淡く清楚なブルーラインの縁取りも好ましく、そ

れだけに爽やかで、夏季に相応しい、清潔感溢れるうつわと言えます。

5枚組の銘々皿で共箱付のためか、オ−クションは熾烈を極めました。
[7B-136=2015.7]



[草魚紋の中鉢]

見込みに草花、内側面に活魚、口辺と外側面に繋ぎ紋が描き込まれ

た、エスニック色に富んだ中鉢(口径:19.7cm、高さ:6.2cm)です。

この魚紋は、陶器でよく見られますが、源右衛門窯の定番でないた

め興味津々で、ネットオ−クションに応札して、運好く 手に入れるこ

とが出来ました。添付されていた口上書によれば、タイ旅行で買い

求めた「鉄絵草魚紋鉢」をベ−スに、源右衛門窯で特別に製作して

戴いた記念品とのことです。名窯の秘染をたっぷり使用して 複製さ

れたこの中鉢は、とても使い勝手が良く活気が漲る器と言えます。
[7A-180=2015.8]


なお 口上書の日付は、「平成の年 拾年 五月吉日」となっています。




[南蛮船魚紋の飾り皿]

中央の南蛮船の周囲に4つの魚を配置して、染付け濃みで浮き上ら

せた花を散らした、とても独特な絵模様が描かれた直径30cmの大

皿です。濃密な染付けで、決して 華麗な絵付けとは言えませんが、

がっしりした磁胎と合わせて、職人さんの心意気がストレートに伝わ

ってくる重厚なお皿です。高台に紐を通す孔が設けられていて、飾り

皿として造られています。珍品のせいか、ネットオ-クションでは人気

を集めて応札者が多くなり、落札するのに とても苦労いたしました。
[7B-94=2008.7]



[吹墨み蟹図の方皿]

お皿から飛び出る程 躍動的な蟹が、吹墨みを背景に、染付で力強く

描かれている、使い勝手の良い 一辺12cmの角皿です。蟹は、有明

海岸と雲仙岳が一望できて、蟹グルメで有名な太良町・竹崎の”ガザ

ミ蟹” なのでしょうか...? また、吹墨みの手法は、源右衛門窯のやき

もの としては、珍しいと思いますが、砂浜を イメージされている?!

ようにも思えます。インタ−ネット オ−クションで、入手 出来ました。
[7B-20=2002.4]



[蓮池水鳥紋と兎図の長皿]

深みのある源右衛門窯の染付けに、心底から魅了される長皿です。

長径27.5cm、短径12cm、深さは約1.5cmで、使い勝手が良く

瀟洒な形状です。上は、蓮池に憩う1つがいの水鳥が、染付濃みで

美しく優雅に描かれています。外側面にも花絵が、染付濃で丁寧に

描かれていて、理想郷を彷彿させる楽園が、勝絶に表現されていま

す。下は、文献5D:源右衛門傳・日本の器の9番目に掲載されてい

る、兎図焼物皿です。兎を中心に配置して、取り囲む花唐草が丁寧

な筆運びで華麗に描かれていて、外側面の繋ぎ紋も好ましい。ネッ

トオ−クションを凌いで、これらを揃えましたが、十年余掛りました。
[7B-77 & 7B-158=2006.10,2017.6]



[兎絵のお皿]

中央の角皿は、一辺 約19cm の方皿で、見込みに吹墨みで浮き上

がらせた一羽の兎が丁寧に描かれています。初期伊万里を彷彿させ

て面白く、清楚で美しい。適度な大きさと深さ(約3cm)は、家庭料理

にもジャストフィットして、とても使い易い形状です。これはインタ−ネ

ット オ−クションで、求めました。左右の小皿は、磁胎の白さを生か

した2羽の可愛らしい兎を中心に配置して、淡い染付け濃みの波頭

と深味のある染付け濃みの背景が用いられていて美しく、中央の角

皿と対照的な絵付けとなっていて興味深い。直径11cm、深さ2cm

の小皿ですが、輪花の細工も精巧で素晴しく、毎日使っている お皿

です。夏季限定で混み合う、源右衛門窯軽井沢店で 購入しました。
[7B-53 & 62=2005.8 & 2006.2]




[跳兎絵の中皿]

周りの平縁の形状に特徴を持つ、直径18cm、高さ3cmの中皿で

すが、がっしりした磁胎と造りで質感も素晴らしい。筆の走りも滑ら

かに描かれた染付けの跳兎絵は、吹墨みの背景と相俟って、とて

も優雅で、心底魅了されます。源右衛門窯 古伊万里資料館に保

管されている、初期伊万里吹墨兎文中皿に思いを馳せながら、ネ

ットオ−クションで辛うじて落札して、入手することが出来ました。
[7B-83=2007.6]


源右衛門窯 古伊万里資料館 に保管されている、初期伊万里吹

墨兎文中皿を参照戴ければ幸甚です。ご一見を お奨めします。




[兎絵の飾り皿]

名窯の独特な渋く沈んだ染付の美しさが際立っている、兎絵の飾

り皿です。大胆な構図と 職人さんの息遣いが聞こえてくるような

緻密な線画で、孤高の兎が目一杯描かれて、背景の染濃のグラ

デ−ションも 味わい深い作品です。外径 25cm、高さ 4cmの大

きさで、高台には飾り紐を通す孔が設けられています。現在では

市販されていないだけに、ネットオ−クションは 真に熾烈でした。
[7B-122=2013.8]




[動物戯画絵の角鉢]

高山寺の鳥獣人戯画の甲巻き絵として、つとに有名な ユーモラスな

絵が、活力のある筆捌きで、内側面に染付けで忠実に描かれている

角鉢です。 屏風を意識されたと思われる特殊な形状と、見れば見る

ほど微笑ましい蛙と兎の表情や動作に とても趣があって、何処かの

高級料亭で使われていたと思われます。一辺が8.5cmの方形で、

高さが5.5cmと小振りですが、ネットオークションでは5個1組で出

品されましたので、人気が沸騰して ようやく落札に漕ぎ着けました。
[7A-81=2011.1]




[染付・鶴&青磁・象の形皿]

染付・鶴の形皿は、長径:約14cm、高さ:約2.6 cmで、画像が

示すように、羽根を広げた鶴になぞって丁寧な成形が為されてい

ます。磁胎の白さを生かした頸部、染付けの線画と濃みが美しい

羽根と胴部、複雑な形状の高台と その周囲に描かれた松葉と唐

草、全てに亘って感嘆させられる古伊万里写しの作品です。保有

図書を検索しましたら、 九州陶磁文化館発行の柴田コレクション

総目録に掲載された、延宝時代や元禄時代のお皿に、該当品が

ありました。 青磁・象の形皿は、長径:約20cm、高さ:3cmで、

陽刻された造形が、優美な青磁釉で覆われていて、愛らしく高貴

な作品に仕上げられています。古伊万里に見られる象は、鎖国

時代で 職人さんの見聞が浅かったのか、奇抜な表現の作品が

多いようですが、このような観点の対比も興味深いと思います。

両方のお皿とも、ネットオークションで ようやく落札できました。
[7B-74 & 75=2006.9]


染付・鶴形皿は、「アメリカンエキスプレスが後援になって催され

バ−リ−ハウス コレクション展にて展示された、江戸(寛文

〜延宝)時代の皿を、1988年に源右衛門窯で複製されたもの」

とのことです。化粧箱には、元皿の写真が添付されていました。





[染付け牛の形皿]

長径が約16.5cm、高さは約 2cm、牛を形取って染付けで彩った、

5枚1組の珍しいお皿です。六代館林源右衛門さん直々の手による

素晴らしい出来映えの作品であるだけに、インタ−ネット オ−クショ

ンの応札合戦の加熱ぶりは、ものすごいものでした。このホ−ムペ

−ジの開設5周年記念品として、蒐集して掲載したいと言う強い気

持ちで参加して、何とか落札できました。館林源右衛門さんの枯淡

な筆致で、共箱の表には 「染付牛 皿」、 蓋の内側とお皿の底面に

は、「源」と筆書きされています。心をこめて、愛蔵させて戴きます。
[7B-70=2006.7]



[菊花紋濃の浅鉢]

菊の花弁が、雅趣ある 源右衛門手の染付け濃みを 背景に、白藍を反

転して、美しく 鮮やかに 描かれています。裏面には、華麗に しかも力

強く、清爽な唐草が、描かれています。外径が 20cm,深さは 5cm、

とても 品格があり、個性的で魅惑的な浅鉢です。インタ−ネットオ−ク

ションでも 人気が沸騰し、やっとの思いで 入手することが出来ました。
[7A-5=2002.3]



[染濃・道具尽くしの浅鉢]

日本全国、数多くの窯元が存在しますが、大工道具をうつわの紋様に

してしまう大胆な発想は、恐らく源右衛門窯くらいだと思います。花鳥

風月がこの名窯のメインテ-マと考えていただけに、この鉢がネットオ

-クションに出品された時は、ほんとうに吃驚しました。色々な道具が

染濃により美しく浮かび上がり、窓絵には唐草、梅小紋、葡萄絵が、

趣き深く描かれています。側面には、彩麗に七宝紐紋が描かれてい

ます。外径が 18.5cm、高さは 5.5cmで、均整のとれた上品な

浅鉢です。ネットオ−クションでも、美しくて珍しい紋様で スタイルも

好ましいため人気が集中して、ようやく入手することが出来ました。
[7A-68=2009.3]



[染濃・扇紋輪花の大皿]

古代より、扇は とても身近で粋な小道具であるだけに、柴田コレクショ

ンの中にも、扇形のうつわや 扇紋のお皿が、数多く見られます。この

大皿は、見込みの中央に唐花紋を配して、開いた扇が染濃により優美

に描かれていて、外径25cmの輪花には鉄釉が美麗に施されていま

す。早いもの勝ちのネットオ−クションで 目敏く見い出して、落札出来

ましたが、源右衛門手濃の妙味を実感出来る、素晴らしい作品です。
[7B-108=2011.11]



[月鳥船絵の中鉢]

源右衛門銘の書体からしても、1950年代の製品と想定されます。

力強いタッチで鳥・船・波等を描いて、全体に濃みを掛けて 幻想的

な文様に仕上げられています。鉢の形も、ロクロで成形した後に手

を加えていびつ化されて、安らぎのある独特な雰囲気を醸し出して

います。長径14cm、高さ7.5cmの中鉢は、煮物や漬物を艶やか

に演出してくれます。口辺に2ヶ所、そげの手直しが在りましたが、

口端の繋ぎ紋と合わせて、かえって古き良き時代の面白味を感じ

ます。インターネット オークションで見い出して、入手出来ました。

------------------------------------------------

幸いにもその後、都内の料亭で見出された完品が、インタ−ネット

オ−クションに出品され、落札できました。追加して掲載致します。
[7A-30&32=2005.7&10]



[染付輪花 刺身鉢]

精緻な稜角の細工を施した、8つの側面の窓に、明朝・中期〜清朝・初期の

青花を彷彿させるような、唐子と鳥の紋様が、趣深く描かれています。内側

面の雷紋,錆釉の縁取り,高台側面の唐草模様が、一層 魅惑的な器に、

引き立てています。外径14cm、高さ6cm の小振りな深鉢ですが、文献2

「源右衛門窯」の51頁に掲載されています。インタ−ネットオークションで、

幸運にも、掘出し物価格で、"図録物"を購入出来て、ほくそ笑む心境です。

その後、ネットオークションで 同系・小型の醤油用小鉢を入手出来ました。
[7A-10 & 7A-67=2002.9 & 2008.11]


青花:器面を飾る青い装飾文様(花に限らず、鳥,人物,山水等、全て)を言う。

文献9(青花磁器展)P17、 長谷部楽爾 氏 「青花と染め付け」 より抜粋。





[小梅散らしの浅鉢]

梅の花弁を形取った輪花縁造りの外形、可愛らしくて清潔感溢れる

文様で、とても魅惑的なうつわです。内表面と同様に、外側面にも丁

寧に小梅散らしが描かれています。最大径19cm、高さ4.5cmの

大きさは、とても用途が広く、重宝しています。この浅鉢も、インタ−

ネットオ-クションで人気が高く、ようやく落札することが出来ました。
[7A-33=2005.10]



[Tiffany源銘草花紋の大皿]

牡丹などの草花が、洋風にしっとりと丁寧に描かれている、最大径

26cmの輪花大皿です。周辺は錆釉できっちりと縁取られていて、

Tiffany源 銘を伴って、とても風格があります。前保有者の ご説明

では、ロ−マ法王来日の晩餐会で、使用された物と同手とのことで

す。このTiffany源 銘の作品は、ネットオークションにも中々出品さ

れることがなく、出品されても競争が激しく、常に臍を噛んできまし

た。今回も ハンマータイムを大幅に超過しましたが、必ずや落札

する意気込みで、激戦を凌ぎ蒐集出来たのは、真に幸運でした。
[7B-161=2017.9]



[青磁掛分木の葉文の皿]

源右衛門窯の代表的製品:古伊万里風青磁掛分木の葉文洋食器揃い

は、文献1 によれば、昭和50年、ニュ−ヨ−ク・ティファニ−社と共同

で造られ、 「Tiffany 源」 のブランドで発表された作品とのことです。本

格的な洋食には、全く縁遠い拙宅ですが、お皿の優美さに惹かれて、

ネットオ−クションに参加して、求めることが出来ました。専ら飾り皿と

して考えていましたが、源右衛門窯HPでは、 [ テーブル コーディネート ]

の青磁のテ−ブルで、斬新で親切な説明がされていて、大変参考に

なり感動しています。因みに大きいお皿は、最大径が24.5cmで、

中心点から放射状に、きめ細かく彫られている、独特なべた底です。
[7B-52&54=2005.8&9]



[青磁雲波紋の浅鉢]

真に気品がある青磁釉に囲まれて、古伊万里風の空,飛雲,青海波の

紋様が、染付けで描かれた浅鉢 (直径 19.5cm)です。 源右衛門窯

のパンフレットの、裏表紙にも掲載されています。 源右衛門窯が、伝統

技術(専任の方が毎日、昔から使ってきた石臼で、呉須の原石を手で摺

り続けて居られるとのこと) に軸足を置いて、求め続けられた染付けの

輝きと、現代に再現された丸尾古窯系青磁の気高さが、融和された優

雅さは、他窯の追随を許さない、高い陶芸技術の賜物だと思います。こ

の浅鉢は、上段に掲載致しました 青磁掛分木の葉文の姉妹版と言え

ます。思いがけず、インタ-ネット オ-クションに出品され、過熱気味な

応札合戦でしたが、ようやく入手出来て、永年の念願が 叶いました。
[7A-12=2002.12]



[草紋の菓子鉢]

全面に、染付で清楚な草花が優美に描かれている、八角形の菓子で

す。最大径:21.5cm、全高:6.5cmですが、厚地の磁胎で頑丈に

作られていて、どっしりと落ち着いた趣に魅了されます。口辺の雲状

の繋ぎ紋と錆釉の縁取りが、更に気品を盛り上げています。ネットオ

−クションでは、大勢の方々が参加されて、辛うじて蒐集出来ました。
[7A-178=2015.6]



[花唐草紋の菓子鉢]

外周面に配置された6個の隅取方形窓に、発色の良い深みがある染付

けで、2種類の花唐草紋が各3つ描かれています。これらの窓を宝紋で

繋ぎ、その周囲は、精緻な小花地紋で埋め尽くされています。見込には

対峙した鳳と龍が、丁寧に描かれています。口径が20cm、高さは8.5

cmあって、とっても重厚で美しい菓子鉢です。「源右エ門」 銘は、高台

内に彫られています。製作年代は1960年代の前半と推定されます。

ネットオ−クションでは、ハンマータイムを大幅に延長する激戦でした。
[7A-83=2011.1]



[古伊万里写し芙蓉手の中皿]

見込みには仏手柑、その周囲には古伊万里の代表的な紋様が、染付

けで美しく描かれている、ネットオ−クションでは常に人気があるお皿

です。何回も応札に失敗を重ねましたが、ようやく競り落とすことが出

来た 念願のやきものです。外径が 20cm強、深さも 3cm近くもあり

ますが、とても軽くて実用的なお皿です。 文献1の図録96 に掲載さ

れていて、17世紀半ば オランダ連合・東インド会社により、ヨ−ロッ

パを主に、長崎の出島から海を渡った、明時代の染付け芙蓉手を模

した洋皿とのことです。インドネシアで見つかって、里帰りしたお皿を

手本に、形状や絵柄はもちろんのこと、筆運びの様子や上釉の質感

までも熟慮して、1976年に源右衛門窯で復元されたとのことです。
[7B-63=2006.2]



[芙蓉手VOC文字入中皿]

有田陶器市100回を記念して、源右衛門窯古伊万里資料館蔵の「染付

芙蓉手VOC(オランダ連合東インド会社)文字入中皿」が、文様はもとよ

り 陶土や釉薬まで吟味され、径=30.0cm,高=5.5cm の大きさで、復刻

されました。オリジナルの詳細は、 [古伊万里資料館・輸出伊万里]

クリックして下さい。また 文献2 -16頁 「V.O.C ルートでの輸出」にも、

詳しく説明されています。源右衛門窯HP事務局より 限定販売の連絡

を戴き、即刻応募しましたが、直ぐ 完売されたとのことです。このお皿

(シリアルナンバー:6/100)を手に取ると、染付芙蓉手の絵柄の美しさ

に魅了されるばかりでなく、歴史的な意義の重みを実感し、胸が熱くな

ります。また、このHPが大きく飛躍したように思えて、嬉しくなります。
[7B-24=2003.5]


VOC : Vereenigde Oost Indishe Compagnie

1602年に オランダで発足した、世界初の株式会社。設立当初の取締

役の大半が、当座会社の代表で占められていたので、連合の言葉が使

われた。1600年に設立された、英国の「東インド会社」とは相違する。


2003年7月1日、江戸開府 400周年記念シリーズ第3集「開国へ向

かって」のテーマで、80円切手5品種が発売されました。この内の1つ

が、
[ 染付芙蓉手VCO字文皿 ]です。 クリックされてみては如何でしょ

うか?同時に、参考記事が掲載されている、主なサイトを並記しました。



[ 陶磁器の歴史 ]、 [ 有田陶磁史 ]

[ 神戸市立博物館 : 名品撰 ]

[ 栗田コレクション 伊萬里名品選 No.076 ]