「花瓶のページ」 

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[染付寶字文の花入]

最大径10.5cm、高さ16.5cm、側面に「寶」の文字が、整然と

染付で筆書きされている、清潔感溢れる花瓶です。ちょっぴり青味

かかった磁胎、10に分割された側面、底部に向かって細くなる形

状、全てにわたって洗練された造形に、心底魅了される花入です。

文献1 には、源右衛門さんが静かなアトリエで、大皿に般若心経

を書き込まれている写真が掲載されていますが、この花入も同様

な工程を経て完成されたものと思います。共箱に裏書されている

丁卯は、還暦を迎えられた 昭和62年の作品を意味していると考

えられます。厳しいネットオ−クションで、何とか落札出来ました。
[5A-22=2006.8]




[梅彩絵の一輪挿し]

白抜きの 梅の花が、側面一杯に 伸び伸びと描かれています。周

りの 濃みの効果で、白磁の 花弁の美しさが、際立って います。

昭和52年4月、初めて 購入した 源右衛門窯のやきものです。ま

だ 高架線になっていなかった、佐賀駅の南口にあった 陶器店で

購入しました。確か正価で 2500円 であったと記憶しています。

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最近になって、第六代源右衛門さん直々の手による同じ花瓶が在

る(右側)ことをネットオ−クションで知り、辛くも落札し蒐集出来ま

した。奔放で活き活きとした筆運びには、強い感銘を受けます。

高台には「源」の銘が筆書きされ、淡い濃みで覆われています。
[5A-1,5A-14=1977.4,2004.11]




[個性的な2つの掛花入]

断面が蒲鉾形で最大径:4cm、高さ:17cmの瀟洒な掛花入です。背面

が平坦で釘孔が設けられていて、壁や柱に 簡単に設置出来るので、洒

落た一輪挿しに最適です。左は、全側面に優美な黄野苺絵が描かれて

います。右は、古伊万里風な月と兎絵が、吹き墨で趣深く描かれていま

す。何れも、多数の応札者で賑った、ネットオ−クションで入手しました。
[5A-39 & 40=2014.7 & 10]





[染濃が映える2つの花瓶]

対照的な染付濃の背景を活かして、優美な紋様が描かれている2つの

鶴首花瓶です。左は、磁胎の白さや眩いほどの花赤を駆使して丹頂鶴

が描かれていますが、高さ:22cm のほっそりした鶴首形にも拘らず、

源右衛門手濃によって力強さを増した作品に仕上られています。右は、

唐花の美しさが、淡く均等な染濃によって、ソフトタッチに引立てられて

いて好ましい。何れも、ネットオ−クションに応札して、蒐集出来ました。
[5A-15,18=2004.11,2005.4]





[花瓶・萬歴風人物]

中国の陶磁器で最も活力があった明・萬歴時代の作風が、現代の有

田の名窯、源右衛門窯により再現された、美しく雅趣ある花瓶です。

唐子供や賢人が、6つの側面に 味わい深く描かれています。家内に

は、あまり 芸風が馴染まないようですが、小生は、大いに 気に入っ

ている 花瓶です。源右衛門窯・窯元で、迷うことなく 購入しました。
[5A-3=1977.12]




[笹絵の六角花瓶]

六面の真っ白い磁胎表面に、大らかに 雅趣溢れる笹の絵が描かれて

います。笹の根元に太湖石が配置された構図も、古き良き時代を彷彿

して、好ましい。正六角形の造形は、とても難しいと思われますが、手

慣れた作陶技術により、安定感があり 堂々としたうつわに仕上られて

います。 最大径:10.5cm、高さ:24,5cmで、口部径:4cmです。

多人数が参加されたネットオークションで、辛うじて 落札出来ました。
[5A-38=2014.4]


<太湖石>江蘇省太湖産の石。太湖の湖中の石が何万年もの

波に打たれて、穴やくぼみができ、趣きある形に変わったも

の、造園用の石材。 最新中国情報辞典(小学館)より抜粋





[小菊唐草絵の花器]

口径が14cm、高さが9.4cmで、とってもお洒落な広口形状の花瓶

です。側面全体に、小菊唐草絵が 染錦の極限の技法を用いて美しく

描かれていて、心底魅了されます。 金属製の網目状の花留めもがっ

しりした構成で使いやすく、拙宅のような小住宅に好適です。厳しい

ネットオークションで何とか落札しましたが、手にしたら予期以上に素

晴らしい出来映えの作品でしたので、益々気に入ってしまいました。
[5A-28=2010.10]




[鉄線花の花瓶]

呉須の濃みを背景に描かれた鉄線花(昭和50年に宮内庁に納められ

れた大壺<染錦鉄線花>の文様がベースになっています)と、白磁の上

に描かれた鉄線花。共に、精緻を尽くした 染錦による花模様の美しさ

に、魅了されます。何れも、インターネット オークションで 入手しました。
[5A-4,5=2000.10,2001.7]


大壺<染錦鉄線花>は、文献1文献3、 並びに源右衛門窯の

公式サイトの 住まいのやきもの の中に、掲載されています。





[花瓶・染錦 菊牡丹絵]

置いた瞬間、部屋の中がぱっと明るくなるような、艶やかな花瓶で

す。 高さ16cm、最大径12cmの均整がとれた美しい造形と、そ

の側面全体に、菊と牡丹の花が、微妙なバランスを保って 配置さ

れている美しさに、心底魅了されます。何度も漉いて、純化された

有田赤花を贅沢に使用して彩られた菊&牡丹の花は、背後の葉の

配色と共に、陶芸の極致と言えます。口部分に丁寧に描かれた、

染付・繋ぎ紋が、全体を引き締めて、更に品位を高めています。ネ

ットオ−クションで何とか落札して、コレクションに加えることが出

来ました。小振りですが 存在感も大きく、大いに満足しています。
[5A-25=2008.7]




[花瓶・古伊万里風 椿]

華やかにそして大らかに、 染錦で椿の花が描かれた花瓶。華麗な椿の

花と対照的に、窓枠の中に描かれた牧歌的な草花の図柄に妙味があっ

て、真に興味深い。インターネットオークションで 落札し、入手しました。

高さ、最大径とも 約16cmで、極めて安定感のある形状も魅力的です。
[5A-6=2001.4]




[染錦・花樹紋の花瓶]

側面には、円周を3分割して、染錦で描かれた華麗な花樹紋が配置さ

れています。花樹紋には、染,朱,緑彩釉、そして黄色釉がバランス良

配色されていて、とても好感が持てます。 高さ 17.5cm、最大径 15

cm、口径5.5cmの形状は、拙宅のような小住宅に打ってつけの大き

さです。これも ネットオークションで何とか落札して、入手出来ました。
[5A-21=2006.3]




[染付・魚花紋の花瓶]

高さ21cm、最大径16cm、最下段の紺朱唐草濃の花瓶と同じ形状

ですが、磁胎が厚くどっしりとした重量感があります。染濃の素朴な魚

花模様と相俟って、民窯を原点にして、陶芸の質・範疇の発展に尽力

された源右衛門窯の一端を垣間見る思いです。口辺には落ち着いた

鉄釉で、きっちり輪郭が取られて、気高く好ましい。それだけに、ネット

オ−クションでは人気が集まり、蒐集出来た時の喜びは格別でした。
[5A-53=2017.1]




[洒落た同一形状の花瓶]

高さ13.5cm、最大径11cmの小振りで同じ形状の二つの花瓶です。

洒落た形状と磁胎の色合い、そして錆釉が掛けられた口辺等々、とて

も雅趣があって心和みます。左は 鶉と秋の草花が、側面全周に 絶妙

なバランスを保って、名窯特有の深みのある呉須で 気高く描かれてい

ます。右は 色絵・山水画が、軽妙洒脱な筆使いで 悠然と描かれてい

ます。 どちらも、無粋で熾烈な ネットオークションで 落札出来ました。
[5A-10 & 5A-29=2003.5 & 2011.1]




[染付・六面捩れ瓢花瓶]

とっても個性的な2つの六面の捩れ瓢形の花瓶です。右は、側面に

松と草花が交互に配置された祥瑞紋が、力強い染付けで趣深く描か

れています。口端部には、紗綾形紋が描かれていて、全体を引き締

めています。祥瑞紋は、古代中国より伝えられて、長い歳月をかけて

日本に根付き、独自な文様に仕上げられたと言われるだけに、和室

に飾ると心休まる雰囲気を醸し出します。胴部を鋭く絞り込んで、高

さが 23.5cm、最大径16cmのがっしりした創りで、この点でも風格

があります。 左は、一回り小さい(高さ:21cm、最大径:13cm)同

形の花瓶ですが、優美な染付濃の鳥花紋や祥瑞丸紋に魅了されま

す。何れも熾烈なネットオ−クションを凌ぎ、何とか落札出来ました。
[5A-27 & 5A-32=2010.4,2012.2]




[五彩手龍鳳凰繪の尊式瓶]

古代中国で酒を入れる容器を「尊」と言い、その器形を写した花生だけに、

中央部に膨らみを持ち、その上下は緩やかなテーパーを有する六角形瓶

です。 口径:13cm、高さ:30cm、上部側面には 龍と鳳凰、中央の膨ら

みと 下部側面には唐花が、五彩で艶やかに美しく描かれています。ハン

マ−タイムを大幅に越える 過熱気味のオークションでしたが、このサイト

の6万アクセス達成の記念品に致したく、何とか落札出来て幸運でした。
[5A-42=2015.4]




[華麗な花絵の花瓶]

形状は、上記「梅彩絵」や「鉄線花」の花瓶と同一で、直径 約12cm と

小振りですが、何れも美しい染錦の花絵が丹念に描かれていて、多種

に亘る古伊万里の紋様の中で、特に花鳥風月の現代化に尽力された

源右衛門さんの心意気が、ひしひしと伝わっきます。中央は めりはり

が利いた萩図、左は 意匠をこらした藤図、右は 優美な桜図が、生き

生きと描かれています。全て、ネットオ−クションで蒐集出来ました。
[5A-26,5A-31 & 5A-46=2010.4,2011-12 & 2016-1]




[花瓶・輪繋ぎ木葉紋]

形状は、上記の「華麗な花絵の花瓶」と同じです。側面に大胆な朱

の濃みを施し、金彩で繋ぎ輪が描かれています。輪の中に金彩を

けがいて、木葉を浮き彫りにした、手の込んだ作品です。時が経つ

につれて、徐々に引き込まれる個性的で不思議な魅力を持ってい

ます。インタ−ネットオ−クションの応札合戦の末、入手しました。
[5A-16=2005.2]




[花瓶・龍耳付菊牡丹紋]

深みある染濃により優美な菊や牡丹が、外側面に目一杯描かれてい

ます。重厚でダイナミックな形状 (高さ:25cm、最大径:約14cm) に

加えて、趣ある龍の耳がとても魅力的です。ネットオ−クションが過熱

して、予算的には 極めて厳しくなりましたが、このチャンスを逃せば

必ず悔いを残すと、意を決して果敢に挑戦、何とか蒐集出来ました。
[5A-43=2015.8]




[染錦 舞鶴繪の壷]

直径:約14cm、高さ:約30cm、手頃な大きさで安定感のある形状、

軽妙洒脱な染付けの筆運びで舞鶴と飛雲を形取り、鶴には朱,緑彩,

茜釉濃み,染付濃みを配して、正に 繪も形も優美なやきものになって

います。オークションには共箱無しで出品されましたが、落札してから

3ヶ月後に「染錦 舞鶴繪の壷」と書かれた共箱が見つかり、贈呈され

ました。出品者のご好意に感謝すると共に、便利になりすぎた今、壷

の用途は、「美しい飾り物」以外に何が在るか、改めて考えています。
[5A-13=2004.10]




[ミナイ手樹下美人の花瓶]

文献1 の図版18:ミナイ手染錦人物図大壷の縮小版です。小さ

な拙宅にぴったりなサイズ(高さ16.5cm,胴径12.5cm,口径

6cm)で、染錦の技法を活かしたイスラム文化の香りがする、ミ

ナイ手の人物絵の美しさと相俟って、心底魅了されてしまいまし

た。口辺、頸部そして底部の繋ぎ模様も美しく彩られていて、豊

かな心地になります。厳しいインタ−ネットオ−クションの競り合

いに加わって、ようやく コレクションに加えることが出来ました。
[5A-23=2007.5]




[花瓶・章魚唐草紋]

初めて 源右衛門窯・窯元を訪れた時に、最も魅せられた やきものの

1つです。名窯の深みのある染付けにより、有田の伝統文様である、

しなやかな素描きの章魚唐草で埋められた、高さ17cmの気品ある

鶴首の花瓶です。 オ−クションが 過熱して、予算を大幅に超過しま

したが、何とか手に入れたいと言う 熱い願望を抑えきれず、無理を

承知で応札しました。真に感慨深く、益々愛着がつのる 逸品です。
[5A-8=2002.6]




[花瓶・牡丹唐獅子紋]

華やかな牡丹とユーモラスな唐獅子が、全面に優美に描かれている

高さが 約22cmの瓢形花瓶です。 名窯の際立った陶芸技術が、造

形,構図,色調の随所に盛り込まれていて、心底魅了される優品で

す。ネットオ−クションでは、ハンマ−タイムを大幅に延長する激戦に

なりましたが、長年欲しいと思っていた念願が、何とか叶いました。
[5A-33=2012.3]




[花瓶・紺朱唐草濃]

上円錐部が赤絵濃みの唐草、下球状部は染付け濃みの唐草、何と斬新

で、明快な造形と絵柄でしょう!唐草模様は、手描きの限界を超越して、

繊細で緻密、華麗に描かれています。花を活けずに うつわだけでも、醸

し出される高貴な存在感は、見る人を魅了します。高さ: 21cm、最大

径が16cmの使い易い大きさも魅力的です。激烈なインターネットオー

クションの応酬は、素敵な花瓶を蒐集できた満足感を倍加させました。
[5A-9=2003.2]