「染錦の皿・鉢」

[ 写真をクリックされれば、拡大してご覧になれます。]




[石榴章魚唐草の方皿]

中央には、深くて渋みのある染付けで、力強く石榴が描かれていて、

石榴を取り囲んで、古伊万里を意識されたと思われる錆釉による章魚

唐草が、とても大胆かつダイナミックに配置配色されている、一辺が約

24cm・高さ 3cmの大きな方皿です。拙い写真では、この大皿が発

するオ−ラが表現出来ないのがとても残念です。背面の右下隅には、

「源」の一文字が筆書きされていて、章魚唐草の一葉々々が源右衛

門さん直々の手で描かれたことを慮り、絶対勝ち抜く決意で、過酷な

インタ−ネット オークションに参加しました。今でも、このお皿に対峙

する度に、このお皿に巡り会えて蒐集出来た幸運を感じて、胸の高鳴

りを抑えることが出来ません。コレクションの内でも自慢の一品です。
[7B-57=2005.12]




[石榴繪の角形小鉢]

大胆な赤絵の石榴の紋様が、とても魅力的な 5個組の角形の小鉢

です。また、見込みに白抜きで書かれた「壽」の文字も味わい深い。

勿論、家庭料理の盛りつけとの相性も、素晴らしいの 一言です。家

内自ら、源右衛門窯・窯元で 見つけ、購入した お気に入り品です。
[7A-1=1977.11]




[万暦写・龍と花絵の角小鉢]

中国磁器最盛期の明・万暦時代の龍と花の絵が美しく描き込まれた

口径が菱形の小鉢です。見込みと側面に描かれた三体の龍は、とて

もユーモラスで雅味があります。長径は8.5cm、短径は7.5cmと

小振りですが、中国の磁土より粘り気が少ないにも関らず、精巧で典

雅な造形に魅了されます。 底面には 「大明万暦年代製」と筆書きさ

れていて、銘は彫られています。珍品だけに、ネットオ−クションの応

酬は激烈でした。酒が美味くなる肴を盛るうつわに活用しています。
[7A-86=2011.7]




[花鳥&菜紋の角切型角鉢]

両方とも ネットオ-クションで落札出来た、角切で浅めの方形角鉢で

す。口径の一辺が13.5cm、見込みの一辺は6.5cm、深さ4cmで

とても使いやすい形状です。左は、見込みの中央に赤絵の花鳥が配

置され、彩り豊かな口辺の繋ぎ紋とともに筆捌き良く描かれていて、

ぱっと 食卓を明るくします。口縁の錆釉、外周の花絵も素晴らしい。

右は、見込みに松竹梅の吉祥紋様を配置して、内壁には2種の花絵

が対面して描かれていて、それらを繋ぐ花唐草紋を染付け濃みで浮

き上がらせて美しく、とてもお洒落な構図となっています。外周の染

付け花唐草も 磁胎の白さに映えて麗しく、魅了される一要因です。
[7A-20 & 48=2004.5 & 2006.12]




[紫式部繪の小皿]

薄紫の可愛らしい紫式部の実と枝葉が、染錦で気高く描かれている

外径 12.4cm、深さも 2cmあって、使い易い小皿です。カメラワ−

クが稚拙で、美しい微妙な色合いを 表現出来ないのが、とても残念

です。賑わう軽井沢銀座を訪れて、夏期のみ開かれる源右衛門窯の

軽井沢店で、細やかで モダンな紋様に魅せられて、購入しました。
[7B-26=2003.8]




[トマト絵の小皿]

2012年に発表された、新柄・トマト絵シリーズの小皿です。真っ赤に熟

れたトマトのメリハリある図柄は、名窯の伝統を引き継いで面目躍如、

毎日食事のたびに元気付けられることでしょう。約9,5cm角で、なだら

かに深みある形状は、とても使い易くて好ましい。今夏から 広くなって

9月23日まで延長された、新しい軽井沢店に出向いて、購入しました。
[7B-121=2013.8]




[楼閣桜図の小皿と三つ重ね盃]

”楼閣桜図”は、文献1 の図版-2&3 に掲載されている大皿の紋様

で、源右衛門窯の染錦紋様の代表格ですが、その小皿と三つ重ね

盃です。公式HPでも、 「食卓のやきもの」の ぐい呑みや珈琲碗皿

等が掲載されています。また、2007年の夏、大きな話題となった有

田焼万年筆の1つの図柄にもなっています。満開の桜に埋まった、

静かな佇まいの楼閣。華やかで大らかな風情は、大いに心が和み

ます。細やかに金彩や緑釉も用いられいますが、私の画像では そ

の繊細さが表現出来ていません。小皿の背面には、染付けで章魚

唐草が心憎いほど丁寧に描かれていて、小さくても 重厚な風格が

在ります。三つ重ね盃にも、染付けの花唐草繋紋が内側面に描か

れていて好ましい。口径は、小皿が 12cm、最大の盃が 8cmで

す。両方共、ネットオークションで奮戦して、ようやく入手しました。
[7B-86 & 6B-25=2007.8 & 2006.11]




[牡丹繪の浅小鉢]

熟練された筆運びで牡丹の花が美しく描かれている、使い勝手が良

くて 毎日の食卓に必ず使用されている小鉢です。最大径 11cm、

高さ 3.5cmで、底部に懐がある形状がその事由かも知れません。

ネットオークションでも人気があり、何度か分けて手に入れました。

手書きのため、製造ロット毎に絵模様が少しずつ違っている点も 興

味深く趣があります。背景の紅に較べて、牡丹の紅はあくまでも艶

やかで、精錬を重ねた顔料が、用いられているように思われます。
[7A-22 & 31=2004.8 & 2005.10]




[兜唐草の浅鉢と湯飲み茶碗]

浅鉢は、直径 22cm,深さ 5cm の大きさです。内側面は染錦、見込み

は染付けで、兜唐草が緻密に描き込まれています。外側面にも、真に

丁寧に、染付けの唐草が描かれていて、重厚で風格があるうつわです。

東京都内のデパートの陶器売場を探し廻り、還暦・定年祝いに、会社か

ら贈呈されました。湯飲み茶碗にも、兜唐草の紋様が伸びやかに、染

錦で描かれています。この茶碗は、源右衛門窯・窯元で購入しました。
[7A-3=1999.2,9B-3=1993.7]




[幾何文の小鉢と木賊紋の小皿]

前列の小皿は、外側面〜見込みに亘って、素朴な木賊紋が描かれています。

口紅(口縁に赤褐色の鉄釉を施す)とのバランスが絶妙で、心底 魅了されま

す。外径:7.5cm、高さ:2.5cmです。後列の小鉢は、口部が一辺 5cmの

六角形、高さ:5cmの丸っこい形状です。外側面は朱で、内側面が染付で清

楚に幾何紋が描かれていて美しい。何れも 料亭で使用されていたようで、ネ

ットオークションで落札出来ました。とても使い勝手が好く、重宝しています。
[7A-85,7B-118=2011.6 & 2013.7]




[草花文の中鉢と花唐草文の皿]

中央にある草花文の中鉢は非対称、両側の花唐草文の皿は 対称的に

配置された 文様ですが、どちらもバランスが良く取れた、優美な花模様

が描かれています。インターネットオークションで落札し、入手しました。
[7A-4,7B-8=2000.7]




[蕪絵の中皿]

とても大胆に、お皿いっぱいに蕪絵が描かれた中皿です。お皿の中央

部の磁胎の白さを用いて、蕪根を表現すると共に、料理を美しく見せる

構図に、思わず唸らざるを得ません。そしてリム部分には、緑彩を用い

て茎葉が、生き生きと描かれています。 余剰部分には、染濃を配置し

て、白い蕪根を浮き上らせた配色も心憎い。外径は16.5cm、高さが

2.5cmで、リム部には丸みを持たせて、使い易いうつわに仕立てら

れています。ネットオークションで、何とか蒐集することが出来ました。
[7B-65=2006.5 & 2007.8]


文献1 には、図録46 として掲載されています。





[青彩菊繪の角皿]

源右衛門窯の 代表的な紋様の1つ、青彩菊繪が 描かれています。

コバルトブルーと鮮やかなグリーンが、とても優雅に調和して、家内

が 一番好む図柄です。この角皿は、どんな家庭料理を盛っても、使

い勝手良く 適応しますが、特に、和菓子を盛ると、本当に良く映える

うつわです。夫婦揃って、源右衛門窯・窯元を訪れ、購入しました。
[7B-3=1978.2]




[緑彩葡萄繪の長方皿]

マスカットを彷彿させるような緑の葡萄の実と葉が、源右衛門手染付濃

みに鮮やかに浮き出されて、実に美しい長方皿です。源右衛門窯の多

様な紋様がある中で、この緑彩葡萄絵は、夫婦揃って 屈指に好きな絵

柄です。 大きさは、長径:24cm、短径:16cm、高さ:4cmで、とても

使い易い形状です。葉の色より実の方が やや明るめで、簡潔明瞭な絵

柄なのに、これほど写真撮影が難しいうつわは無いように思われます。

ネットオ−ションでは まず出品されないため、熾烈な応札が行われて、

ハンマ−時間は大幅な延長になりましたが、辛うじて落札出来ました。
[7B-104=2011.4]




[木瓜割菊絵の角鉢]

文様を配置せずに、白磁の美しさが強調された 見込みの周辺に、赤地

金彩の菊絵と緑彩地金縁牡丹絵が、染付けの繋ぎ紋で縁取られてメリ

ハリ良く優雅に描かれています。外周の各辺にも、梅、竹、菊、菖蒲が丁

寧に絵付けされています。大きさは、下記の「朱帯梅小紋の浅鉢」と同

じです。この優美な浅鉢も、ネットオ-クションで辛うじて落札しました。
[7A-81=2010.11]




[朱帯梅小紋の小鉢と角切四方浅鉢]

赤が朱帯梅小紋の品位あるトリコロール配色が美しい、小鉢と浅鉢

です。朱帯梅小紋は、使い込むほど愛着が出てくるのが、不思議な

紋様です。どちらのうつわも、家庭料理にも良く合い、食卓の表情が

豊かになります。小鉢は、口径11cm,高さ7cmで、側面の曲線が

美しく使い易い。対角20cm,高さ3.3cm の浅鉢も、実用的です。

両方とも、インターネット オークションに応札して、入手致しました。
[7B-9,7A-15=2000.7,2003.10]




[八角形の皿と浅鉢]

左端の対角14cm,高さ2.5cmの緑紫彩地紋の角切四方浅鉢は、

大部分が 源右衛門手染付濃みで、地味な絵柄ですが、料理を盛ると

本当に引き立ちます。石榴繪の中・小のお皿も、酒の肴用に毎日使っ

ていますが、飽きがきません。何れも食事を楽しくするうつわです。全

て、インタ-ネット オ-クションで落札して、入手する事が出来ました。
[7B-10,11,12=2000.7〜10]




[色絵唐花松文のお皿]

典型的な古伊万里の図柄の中皿(外径:19.8cm)です。 見込みに

描かれている仏手柑が、外側面にも3つ配置されています。 いみじく

[ ありたさんぽ ]では、このお皿をお手本にして、”有田焼が出来る

まで”の説明をされています。なお、源右衛門窯ホ−ムペ−ジの古伊

万里ト−ク [ 10枚の皿の物語 ] の第3話「元禄時代の和文様の皿」

の本文と写真-5 に、現代化されたこのお皿のオリジナルである "元

禄様式染錦松文のお皿" について、懇切丁寧な解説が行われていま

す。インタ−ネット オ−クションで落札し、入手することが出来ました。
[7B-14=2000.12]


仏手柑(ぶしゅかん)は みかん科の果実で、垂れ下がる実が仏像の

手を連想させることに、名前の由来が有るようです。ざくろや桃と共

に三果文と呼ばれ、多幸・多産・長寿などを意味する吉祥文様のひ

とつです。古来中国では不老長寿の果物として珍重され、日本では

裾広がりの実の形が好まれ、慶事の飾りに使われたとのことです。




[蝶繪の手付鉢]

左の鉢は、外周が赤繪、内側面と見込みが 染付けで、合計17匹の

蝶が、水彩画を思わせる様な ソフトタッチで描かれています。周りの

源右衛門手濃みにより、蝶の躍動感が一層引立っています。右の鉢

は、渋い朱と白磁を反転した牡丹などの花と、2色の緑釉の蝶や葉

が、描かれています。竹細工の取っ手が、浅鉢の気品を更に高めて

います。何れの外径も 14.5cm、高さ 左/右は 5.5/5cm です。

共にインタ-ネット オークションで、辛くも落札して、入手出来ました。
[7A-11=2002.12,7A-14=2003.8]




[舞鶴繪の鉢&菱形皿]

左の鉢は、上記の手付鉢と同じ構成・寸法で、外周に 微笑ましい作風

で二様の舞鶴と松林が描かれていて、絵描き職人さんの天真爛漫な

遊び心に魅了されます。右の菱形小皿には、天空を闊達に飛ぶ二羽

の鶴が、趣深く描かれていて、好ましい。各辺が12cm の優美な菱

形も食卓を上品に飾ってくれます。両方とも、大勢の応札者が参加し

たネットオ−クションで凌ぎを削って落札し、何とか入手出来ました。
[7A-42=2006.8 & 7B-110=2012.2]




[染錦・木葉輪紋のソースポット]

源右衛門窯の大半は和食器と言えますが、それらの良さがこの可愛いらし

いソ−スポットに 展開されています。内面には 力強く描かれた木葉に多

色の輪を配置して、外側面には輪文と染濃の組合わせ、優美で遊び心に

富んだ模様と造形が好ましい。取っ手を含む長径:18cm、高台を含む高

さ:9.5cm、夫婦二人だけの我が家には、ぴったりのソ−スポットです。

やっとの思いでネットオークションで落札して、幸いにも蒐集出来ました。
[7A-87=2011.7]




[染錦・芭蕉繪の長方皿]

芭蕉の図柄は、本当に斬新的で珍しく、源右衛門窯の強い意気込みを

感じます。余白を十分に取って、芭蕉の葉は力強く、花は愛らしく、染錦

で優美に表現されています。角切で 長さ:24cm,幅:14cmの大きさ

は、使い勝手が良く、家庭料理にも良く合い、食卓を一層明るくします。

幸いにも、インターネット オークションで 落札出来て、入手致しました。
[7B-25=2003.6]




[染錦・熨斗紋の中皿]

白磁の余白と絶妙なバランスを保って、色彩豊かな結び熨斗が、染

錦でダイナミックに描かれた、外径20cmの中皿です。熨斗は、伸す

や延すの言葉と関連して、「長寿」や「永遠のご縁」の意味合いを持

ち、最もおめでたい紋様と言われています。前の持ち主が、ご婚礼

の引き出物に誂えて、余った?この美しい中皿を、インターネットオ

−クションに出品され、嬉しくも 幸せのお裾分けをして戴きました。
[7B-27=2003.8]




[染錦・松花鳥の小皿]

美しい枝振りの松、躍動的な小鳥、形の良い 牡丹の花と太湖石が、

白磁の余白と程良い調和を保って描かれている、上手ものの小皿で

す。最長径14cm,高さが2.5cm、四つ葉のクローバ状の上縁は、

丁寧に錆釉が塗られていて、造形の出来映えも素晴らしい。背面は、

染付け濃みで覆われていて、このお皿への情熱が伝わってきます。

インタ−ネット オ−クションで、辛うじて 落札することが出来ました。
[7B-29=2003.12]


<太湖石>江蘇省太湖産の石。太湖の湖中の石が何万年もの

波に打たれて、穴やくぼみができ、趣きある形に変わったも

の、造園用の石材。 最新中国情報辞典(小学館)より抜粋





[染錦・鳥花紋の中皿]

美しい花々に囲まれた岩の天辺にいる雛鳥を慈しむように、親鳥が

飛来する様子が、大らかに描かれている 中皿です。直径16cmの

輪花の外周は、丁寧な鎬の細工に錆釉が施されていて、とても優美

です。食器として使わない時は、飾り皿にしています。このお皿も応

札者が多くて難儀した、ネットオークションで何とか入手できました。
[7B-87=2007.10]




[鹿・紅葉紋の中皿]

前々から、この優美な鹿・紅葉紋のうつわが在ることは知っていまし

たが、実物に触れる機会は持てませんでした。ネットオークションに

出品されて吃驚しましたが、逸る心を抑えつつ熾烈な応札に加わり

ました。共箱付・5枚1組でしたので予算が大幅に超過するも、何と

か蒐集して念願が叶いました。渋い染をベ−スにして、番いの鹿が

仲睦まじく躍動している優雅な色彩の文様と、直径18cmの頑強な

作風は、飾っても好し 料理を盛っても好しです。名窯の面目躍如と

言ったこの作品を手に取ると、心の底から幸せ感に満たされます。
[7B-151=2016.11]




[見込麒麟絵の扇形皿]

見込にユーモラスな麒麟、扇形の長辺と短辺には金彩で縁取った窓の

内側に優美な菊絵,周りに角渦紋、側辺には染濃で囲んだ朱濃菊紋。

正に有田磁器の染錦の粋を凝縮したような魅惑的な深皿です。高台を

含む高さが4.5cm,長辺:25cm,短辺:10.5cmで、複雑な形状を

厚めな磁胎で補完して、ぴたっと食卓に静止する機能は、さすが 名窯

の作品と感服しています。外周の染付花唐草紋も秀麗で好ましい。早

い者勝ちのネットオ−クションで、幸いにも検出して 蒐集出来ました。
[7B-128=2014.3]




[見込麒麟絵の大皿]

カメラワ−クが稚拙なために、一見 染付大皿に見えますが、麒麟の胴

体や唐草には黒味ある緑彩、鬣や尻尾そして周りの花には茜釉が、ダ

イナミックに 使われています。 見返り姿の麒麟が、陶芸職人の豊かな

感性で 見込に描かれていて、微笑ましい。 直径33.5cm、全高5.5

cmで 微かに青味を帯びた厚みのある磁胎の大皿は、重厚で貫禄が

あります。譲渡して下さった方から、源右衛門窯の定番の文様ではな

いと説明がありましたが、初めて接する ユニークな文様だけに、この

作品の製作経緯を知りたい欲求に駆られます。周辺の繋ぎ紋や背面

の菊唐草紋にも、深い味わいがあり好ましい。必ずや 蒐集する意気

込みで、熾烈なネットオ−クションに加わり、何とか落札出来ました。
[7B-153=2016.12]




[黒釉・野牛絵の大皿]

大胆にデフォルメされた野牛が、直径30cmの大皿に黒釉を背景にして

雄々しく描かれています。恐らく、黒釉を焼付ける前に、野牛のデッサン

を罫書いて 緑釉で上書きする、凝った手法が採られています。 高台は

1.5cmもあって、このお皿の品格を高めています。お皿には、銘が書

かれていませんが、共箱で源右衛門窯の作品と確認出来ます。黒釉の

器は とても珍しく、名窯の陶芸が 如何に深耕されているかを垣間見れ

ます。ネットオークションでは 白熱した応酬の末、何とか落札しました。
[7B-100=2009.11]



[染錦・胡椒繪の小鉢]

文献1 によれば、昭和53年に発表された中華食器揃いに、この胡
椒繪が採用されたとのことで、今は源右衛門窯の代表的な文様(九

州では唐辛子を胡椒と呼んでいる)の1つで、大変人気があります。

拙宅では、源コレクションの1つであるタオル類には、好んでこの柄

が使われていますが、不思議なことに、やきものとしては手持ちが

ありませんでした。幸いにネットオークションで、愛らしい小鉢(口径

:8.5cm、高さ:6cm)を 落札出来ました。外周は染錦、内側面

は染付けで、美しく親しみ易い胡椒繪が、丁寧に描かれています。
[7A-29=2005.7]




[染錦・胡椒繪のお皿]

中央の大皿は、口径 21.6cm、高さ 4.2cmです。周囲の小皿は、

同様に11cm、2.7cmです。どちらも胡椒絵が美しく描かれていて、

深さがあるため、とても重宝に使用できるお皿です。大皿は、外周にも

胡椒絵が丁寧に描かれています。 私の写真技術が稚拙で、これらの

うつわの迫力を上手く引き出せないのが残念です。上の小鉢とセット

で、我が家の食卓で活躍する頻度が高い作品です。何れも、ネットオ

−クションで人気が高く、厳しい応酬を経て、何とか落札出来ました。


因みに背後は、同じ絵柄で約47cm角のハンカチーフに、或る愛好家

が源右衛門さんに直筆のサインをして戴き、額に収めた珍しいもので

す。これも ネットオ−クションでようやく手に入れることが出来ました。
[7B-84 & 7B-89=2007.7 & 11]




[牡丹繪の角鉢]

可愛い牡丹の花が、四つの外側面と見込みに、丸紋状に描かれて

います。口径が10.8cm角、高さが 6.5cmの大きさは、家庭料

理を盛るのに好適です。ネットオ−クションで落札しましたが、愛犬

の散歩がてら、秋真っ盛りの井の頭公園を横切って、井の頭公園

駅に間近い素適なお店まで出向いて、直接 手渡しして戴きました。
[7A-79=2010.11]


お店同様、とっても素適なWeb.サイトは、 [20世紀ハイツ] です。





[菊・牡丹の赤繪角小鉢]

対向する外側面に、菊と牡丹の花が 丁寧に描込まれている、口径

7cm角、高さ 5cm の上品な角小鉢です。底面に筆書きされた源

右衛門銘のみ染付けで、花の赤繪が とても可憐で美しい。四方の

角切り面の朱濃みや側面の枠線が、造形と花繪を きりりと引き立

てています。インターネット オークションで 落札して、入手しました。
[7A-17=2003.10]




[べた底の美しい長方皿]

絞り模様が清々しい べた底の中央の窪みに、源右衛門銘が筆書き

されている、長辺/短辺/高さが16/12/2cm の美しい2つの長方

皿です。左は、見込み面には 白磁を背景に、内外側面には 染付け

濃みに覆われて、規則正しく並んだ桐の花の幾何模様が、優美な色

合いで描かれています。佐賀市の古美術店から、ネットオ−クション

に出品されました。右は、古伊万里風桜図が華麗に描かれていて、

金彩や周囲の繋ぎ紋が、更に気品を高めています。何れも、大勢の

方が加わる激烈なオークションでしたが、幸いにも 落札出来ました。
[7B-45 & 78=2005.6,2006.11]




[古伊万里風菊繪の中皿]

中央は、直径 18cmの10角皿、左右は、長/短辺が 16/12cmの

長方皿で、何れも華やかで美しい菊絵が、白磁の非対称な余白を生

かして、バランス良く 描かれています。稜辺の細工や錆釉が、いっ

そう気高いうつわに 仕立てています。 文献1 のNo.52には、この

文様の洋食器揃えが掲載されていますが、源右衛門さんが、この揃

えに、如何に情熱を注がれたか、垣間見ることが出来ます。 10角皿

は、インタ-ネット オ−クションで入手しました。長方皿は、前の保有

者にお願いして、上記の桐花絵の皿と5個ずつ交換して戴きました。
[7B-40,7B-46=2005.2,2005.6]



[赤絵・花鳥の角皿&鉢]

赤呉須で抽象化された鳳凰が、見込みに優美に描かれている、2つの

角皿と中鉢です。左の角皿は、辺長11cm,高さ 2.8cm の方皿の

形状、繪柄の配置や色合い、絵筆の運び等、全てに亘って、枯淡な美

しさに魅了されます。右の角皿は、各辺12cm、高さ 2cmで、使い

勝手が良く重宝しています。 中鉢は、外形13.8cm、高さ 5cmと手

頃な大きさで、内・外側面の伸びやかな花絵は、食卓を華やかにして

くれます。何れも ネット オ−クションで、辛うじて 落札出来ました。
[7B-22=2002.9,7A-23=2004.12 & 7B-48=2005.7]




[染錦・古い花絵の小鉢]

高台の内側に書かれている「源右エ門」銘から、何れも1960年代に

制作されたと思われる2つの小鉢です。 両側の鉢は、60年代前半と

想定されますが、朱濃による「壽」や梅、竹、水仙、太湖石の古風な紋

様が、趣深く描かれています。 輪花の直径が10cm、高さは7cmの

形状も、使い勝手が良くて好ましい。 中の小鉢は、八角形の口径が

9cm、高さが7cmで、頑丈な造りです。側面には、染枠の中に草花

や蝶がメルヘンチックに描かれています。両方とも、料亭で使われて

いたようで、ネットオークションの人気が高まり、何とか落札しました。
[7A-58=2007.9 & 7A-59=2007.10]




[染錦・網木葉紋の八寸皿]

高級料亭で長らく大切に使用されてきたと言われるだけに、プロ好み

な網木葉紋が、描かれている八寸皿です。源右エ門 銘の書体からし

て、1960年代の作品と思われます。渋い染付、艶やかな朱、粋な褐

色釉の木の葉が、趣きある染付網絵に、凛として舞い降りたように描

がかれていて、真に風情に富んでいます。メリハリのある作風は、盛

られた料理を引き立てて、料理人を喜ばすことでしょう。独特の褐色

釉には、名窯の苦心の跡が見えて、陶芸技術の水準の高さが窺えま

す。内棚を有する共箱も、うつわを大切に扱う意識が見て取れます。

幸運にも、早い者勝ち様式のネットオ−クションで蒐集出来ました。
[7B-120=2013.8]




[福寿草絵の飾り皿]

直径30.5cm、全高3cm、一見真っ平らな大皿です。染錦技法の

粋を集めて、見込みの中央に福寿草が美しく描かれています。花は

高質な花赤で線描きして、グラデ−ションの黄釉や緑釉を配して気

高く、茎は染、明緑釉、濃緑釉、茜釉など、多彩な色調を用いて 力

強く、周辺に幸せを招く 詩情豊かな飾り皿です。福寿草を題材にし

た古伊万里作品は希少だと思い、色々検索していましたら、源右衛

門窯 『プロモ−ションヴィデオ』で、六代・源右衛門さんの雑記帳に

載ってました。厳しいネットオ−クションを凌いで 蒐集出来ました。
[7B-159=2017.9]




[赤絵・龍と花絵の小鉢]

1940〜50年代、当時の源右衛門窯によく見られた呉須赤絵調の

作風で、料亭向けの小鉢です。青味がかった上釉に、抽象化された

龍と花絵がダイナミックに描かれていて、往時の職人さんの意気込

みを強く感じます。福岡・筥崎宮の骨董市で見出され、ネットオ−ク

ションに出品されて、激烈な応札合戦を経て、幸運にも 蒐集できま

した。大変お忙しい時節にもかかわらず、年代や紋様について、窯

元さんから 親切なご指導を戴きました。厚い磁胎で、六角形(最大

径12cm、高さ8.5cm)の頑強で趣ある形状にも魅了されます。

なお 底面には、とても達筆に「源右ェ門」 銘が、彫られています。
[7A-188=2016.4]




[染錦・古い中鉢3点]

「源右衛門様式」が確立される前の時代に、料亭で活用されていた

と言われる、個性的な中鉢3点です。右の角鉢は長径約15cm、見

込みの対角線上半分は染付け濃み、下半分に染錦桃花紋、外周に

は唐草紋が配置されています。紋様の色調や 底面の彫り名から、

最も古い品と思われます。左は一見、陶器と思われるような仕上げ

になっていて、大らかに 流水・紅葉紋が描かれています。高台が

2cmと高く、変形輪花の開口部と共に、さすが料亭用と肯ける構

造です。銘は源右エ門の彫り名と筆書きの源窯が併記されていま

す。中央は、赤絵の花唐草が 見込みと外周に色鮮やかに描かれ

ていて、染付けで古い様式の銘が筆書きされています。長い間 使

い込まれて、ニュウが在りましたが、まだ充分に活躍しそうです。
[7A-44,7A-46 & 7A-53=2006.11 & 2007.4]




[赤絵・向日葵絵の組鉢]

何の衒いもなく、向日葵の花が描かれている大小の組鉢です。背

景に配した明るい緑青釉が、周りの赤格子地紋と共に、向日葵の

華やかさを更に引立てて、自由奔放な作風に仕立て上げられてい

ます。窯元発行のパンフレットによれば、宝暦3年(1753)に民窯

として 創業されたとのことですが、その息吹を強く感じます。 口辺

に設けられた折り返し面にも、滑らかなタッチの花絵模様があって

好ましい。 各々の最大径は17cm/8cm、高さは7cm/3.5cm

です。恐らく 料亭で使用されていた作品と思われますが、早い者

勝ちのネットオ−クションに応札して、蒐集することが出来ました。
[7A-191=2016.7]




[唐花地紋窓山水絵の刺身鉢]

外側面に 二様の染錦山水窓絵が各2個配置されていて、窓の周囲

には染唐花地紋が目一杯描かれている、相似形の刺身鉢と醤油鉢

です。底部は轆轤による円形、口部は手捻りによる方形、四隅に 窪

みを持たせて、とても洒落た作りになっています。口辺は、錆釉で縁

取られていて 品格があり、プロ好みの作品と言えます。大きい方の

鉢の最大径は16cm、高さは8cmで、高台内に書かれた源右ェ門

銘から、1960年以前の料亭向け作品と思われます。幸にも、早い

者勝ちのネットオ−クションで落札して、蒐集することができました。
[7A-106=2014.12]




[木葉紋の角鉢セット]

外側面は緑彩の木葉、内側面は黄彩の木葉が染濃で囲まれ配列さ

れています。大きい角鉢の真っ白な見込には四葉のクロ−バ−、小

鉢の見込みには一葉が染で描かれている、純朴な絵模様の角鉢セ

ットです。分厚い磁胎を用いて、緩やかな四隅の曲面と平らな見込

が相俟って、雅趣に富んでいます。小鉢はべた底、大鉢は三つの突

起で支える構造で、源右ェ門銘は彫り名です。まず 小鉢が、数ヶ月

後に大鉢が、ネットオ−クションに出品されましたが、過酷な入札を

何とか勝抜いて、幸運にも セットとして入手することが出来ました。

大きい方の鉢の径は14cm角、突起を含む高さが 3.5cmです。
[7A-99 & 7A-103=2013.12,2014.4]




[四君子祥瑞の浅鉢]

見込みの松竹梅の花盆を囲むように、四君子(梅:高潔、蘭:清逸、

竹:節操、菊:淡泊)が、多彩で祥瑞風に美しく、背面には花唐草の

繋ぎ紋が大らかに描かれている、口径:21.3cm、高さ:7cmの浅

鉢です。六代源右衛門さんと親交があった、現在 福岡に在住の方

が、50年程前に窯元で求められた作品だそうです。早い者勝ちの

ネットオ−クションで、目敏く見つけて、幸いにも 蒐集出来ました。
[7A-186=2015.12]


古来より中国では、梅・蘭・竹・菊の四種の草木は「四君子」と呼ば

れ、人々に愛されてきました。君子とは 人徳・学識・礼儀に優れた

人を言います。梅蘭竹菊は それぞれ気品の高い美しさを備え、君

子に相応しい特徴を有することから、四君子と呼ばれたのでしょう。





[古赤絵写しの菓子鉢]

野趣に富んだ、古赤絵の美しい鳥と花紋が、側面や内面に、力強く描か

れています。形状は、大胆とも思える非対称な楕円錐で、手捻りで成形

されています。 表面の不規則な凹凸は、源右衛門さんの手の温もりを

強く感じ、魅入られます。全てに亘って、古伊萬里が醸し出す、自由奔放

な作風の うつわです。インターネット オークションで、入手致しました。
[7A-8=2002.7]





[染錦・人物紋の菓子鉢]

見込みには 染付けで3人の唐子供、外周は染錦で35人もの唐人

が丁寧に描かれている深鉢です。口径18cm、高さ 8.5cmです

が、見事な黄色釉濃みのせいか、実寸より大きく見えます。唐人の

体勢や表情は、千差万別ですが、本当に生き生きとしていて、思わ

ず見とれてしまうほど、上手に描かれています。内側口縁帯は、幾

何紋がしっかり描き込まれていて、この菓子鉢の気品をさらに高め

ています。高台の中には、「源右エ門」が 力強く筆書きされていま

す。予算的に厳しかったのですが、ネットオ-クションで この機会を

逃したら、二度と巡り会えないと思い、やみくもに落札致しました。
[7A-38=2006.6]




[赤呉須・菊絵丸紋の菓子鉢]

菊絵が、大らかに赤呉須で胴回りに描かれています。口辺の窓絵には、

宝紋なども描かれていて、とても楽しい絵模様です。内側面の口辺に丸

紋、見込みには菊絵が、染錦で描き込まれていて、職人さんの心意気

が直に伝わってくる、直径16.5cm、高さ7.5cm の菓子鉢です。銘

「源右エ門 」は 彫られていますが、奥床しくも 上釉で隠れています。

発色の様子から、1960年以前の作品ではないかと思います。 ネット

オ−クションでは激戦で、ハンマータイムが、大幅に延長されました。
[7A-89=2011.9]




[赤呉須・花鳥の菓子鉢]

見込みに 花と鳳凰が、外周には 花繪が、華やかに 赤呉須で描かれ

た、一辺19.7cm の方形の角鉢です。内側面には、染付で 魚や蝶な

ども描き込まれていて、真に気品がある うつわです。珍しいことに、三

重の井桁の中に 「源右衛門 」の銘が 書かれています。家内が 赤呉

須の花模様が大好きで、是非 ”結婚35周年の記念品”にしたいと思

い、インターネットオークションに 応札し、幸いにも 入手出来ました。
[7A-7=2002.5]




[赤絵金彩・蟹紋の小鉢]

側面のやや青味を帯びた上掛け釉の表面に、5匹の蟹が朱と金彩を

用いてダイナミックな筆致で描かれています。小振り(口径10cm、高

さ6cm) な鉢ですが、底部の22本の稜線や上掛け釉の状態から、

熟練した職人さんの鋭い気合が感じられる佳品です。稀少な作品で

しかも10個揃いでしたので 非常に高額でしたが、多くの方々が応

札された激烈なネットオ−クションを制して、何とか入手できました。
[7A-104=2014.5]




[染錦・鯛唐花紋の中皿]

ユーモラスな黒鯛を真ん中に配置して、その周りに清楚な唐花が、軽

快なタッチで描かれている、四季の食卓を 楽しく演出してくれる 中皿

です。上品な紅や金彩を用いた唐花の美しさに、心底魅了されます。

外径:約 14cm、少し深みのある造形は、とても重宝しています。幸

いにも、早い者勝ちのネットオ−クションで見つけて、入手しました。
[7B-129=2014.3]




[染錦・古代花紋のうつわ]

口径23cm弱、高さ7.5cmの菓子鉢は、落ち着きのある白い磁胎に

淡いパステル画調で、菖蒲、牡丹、藤の花や、波と貝などの紋様が優

美に描かれています。 源右衛門窯の紋様は、メリハリがあって力強さ

のある美しさが主流だと思っていますが、清涼感に富む夏季向きの絵

模様に興味を惹かれました。可愛いらしい シュガーポットとミルクピッ

チャーにも、同様な紋様が丁寧に描かれていて、好ましい。 何れも、

厳しいネットオークションに応札して、やっとの思いで入手出来ました。
[7A-93,8B-2 & 8C-3=2006.11 & 2012.7]




[赤玉瓔珞紋の深鉢]

側面に赤玉を囲んで瓔珞紋が優美に描かれている、使い勝手の良い

口径:15cm、高さ:7cmの深鉢です。瓔珞とは、古代のインドの貴族

などが装飾していたアクセサリーでしたが、仏教に取入れられて、日

本に伝来したようです。中央に赤玉を配置したこの紋様は、古伊万里

の代表的な図柄の一つですが、源右衛門窯の強いタッチは、一層艶

やかな晴れ晴れしい風情を 醸し出しています。口端の内側には、牡

丹の花と菊の葉の紋様が丁寧に描かれていて、高台周りの繋ぎ紋と

共に、一段とこの鉢の品位を高めています。厳しい応札合戦が行わ

れたネットオークションを凌いで、何とか入手することが出来ました。
[7A-55=2007.7]




[染錦・古代花蝶鳥図の角鉢]

中央の角鉢の大きさは、上記の花鳥の菓子鉢とほぼ同一です。この

絵模様は、文献1の図版50 「染錦古代花鳥図角皿」から引用されて

います。見込みには、古来中国で四瑞の1つとして尊ばれた鳳凰や

子宝に恵まれると言う石榴等、内外側面には、蝶や柑子等を配して、

染付濃みで 浮き上がらせて、美しく大らかに描かれています。手前

の中・小の向付セットは、盛付けされる料理を生かすべく、白磁面の

見込みになっています。内・外側面は、染錦の粋を集めて、花蝶が艶

やかに描かれています。どちらも、口辺は 錆釉で縁取られていて、

高台の外周の繋ぎ紋と合わせて、一層 気品を高めていますが、私

の拙いカメラワ−クで、本物の良さを減滅させているかと心配です。

何れも、熾烈なネットオ-クションを通して、辛うじて蒐集出来ました。
[7A-43 & 47=2006.9 & 12]


四瑞とは、麒麟、亀、龍 及び想像上の瑞鳥である鳳凰を指します。






[染錦・古代花鳥図の角平皿]

正に、文献1の図版50「染錦古代花鳥図角皿」です。実物を眼に

したのはネットオークションでやっとの思いで落札して、送られて

きた小包をわくわくして開梱した時でした。それ以前は、文献1の

図録で存在を知るのみでしたので、本当に感激しました。つがい

の鳳凰が、横29cm×縦22cmの内表面に、染錦の粋を結集し

てとても優雅に描かれています。我が家の食卓には贅沢過ぎる

ことは明白ですが、長年求め続けて来ただけに、当HP開設10

周年に合わせた様な幸運な出合いに歓喜して、応札しました。
[7B-106=2011.8]





[染錦・山水絵の鉢と皿]

磁器の本場・中国の影響を強く受け、初期伊万里でも多用された伝

統ある山水絵が、染錦で趣深く描かれた、深鉢と葉形のお皿です。

お皿は、長径:16.5cm、幅:11cm、厚みのある磁胎です。深鉢

は、口径:15cm、高さ:7cmで、家庭料理にも最適な大きさです。

どちらも、染付けの下絵と 赤と緑の上釉を用いた上絵を組合せて、

長閑な風景が 爽やかに描かれていて、食卓を華やかに演出してく

れます。両方とも、ネットオークションで大変苦労して入手しました。
[7B-39 & 7A-56=2006.10 & 2007.9]





[赤富士の絵皿]

葛飾北斎の最高傑作 富嶽三十六景「凱風快晴」を題材にした、格調

高い赤富士が、限定された上釉の色にも拘わらず、力強く描かれてい

る、直径24.5cm、高さ3cm のお皿です。高台内には、淡い染付け

で、有田焼 源右衛門 監修(絵皿) と筆書きされていますが、これは

岡島デパ−トが、 昭和54年度 岡島友の会入会記念品として、源右

衛門さんに製作を依頼されたためと思われます。事実、説明書には、


作陶赤富士に寄せて..................................................................

此度は、岡島社長の熱意にうたれ、この途三十余年の歳月の中で、

初めて富士を題材にした仕事に取組み、私なりに精魂をこめて焼き

あげました。......................................................................................................

よくない点も多々ありますが、愛用賜れば、この上もない喜びです。

.................................................................................源右衛門




外箱には、第六代館林源右衛門謹製 とも書かれています。幸運にも

インタ-ネット オ-クションの締切間際に見つけて、落札出来ました。
[7B-38=2004.9]




[染錦・黄野苺絵の大皿]

口径が約24cm、高さは4cm、側面を含めて全面に唐草模様を彷彿させ

る優美な黄野苺絵の紋様が、丁寧に描かれている大皿です。野苺をモチ

−フにしたデザインは、古伊万里陶磁器にも見当たらず、他窯の追随を許

さない、源右衛門窯独壇場の美しい紋様ではないでしょうか。手にとって

見ると、どっしりとした質感があって、ゆったりとした和みに魅了されます。

早いもの勝ちのネットオークションで、運よく蒐集出来ました。写真技術が

稚拙なため、緑彩釉で描かれた萼が 上手く撮れていないのが残念です。
[7B-113=2012.6]





[染錦・零芝紋の高脚皿]

うつわ全体に、磁器の本場・中国から伝来して、古伊万里にも盛ん

に用いられた零芝紋(日本ではなずな紋とも呼称)が、軽妙なタッチ

で優美に描かれています。口径が約22cm、高さは9cmもあって、

とても瀟洒な形状の高脚皿です。拙宅では、果物を載せるコンポー

トとして、活用しています。思いがけず ネットオークションに出品さ

れているのを知って、採算を度外視して、応札者に 加わりました。
[7B-109=2011.12]





[染錦・石榴絵の皿&鉢]

手前の器は、1950年代の作品と思われる、とってもお洒落な鉢で

す。外周に4つの異なる石榴絵が、自由奔放に描かれていて、4つ

の石榴絵を独立させるように、爽やかに染濃みが施されています。

大きさは、長径:15cm、高さ(三脚込み):7cm、天辺の輪郭は、

石榴の実を 形取っています。底面の造りも三脚で、荒々しくヘラで

削り取って平坦化した底面には、上釉が掛けられていません。「源

右衛門」銘は、底面の隅に彫られています。料亭などで使用された

うつわではないかと思われます。 後の大皿も、染濃みで石榴絵を

浮き上らせた、とても清々しい飾り皿です。三つの相似の扇状構図

を円周に割り振って、濃淡の染付け,濃淡の朱,黄釉 そして緑釉

を用いて、石榴絵が美しく描かれています。大きさは 直径25cm

強、高台を含んだ高さが 4cmです。高台には、飾り紐用の孔が、

3個 設けられています。何れも ネットオ−クションで、多くの応札

者としのぎを削って、やっとの思いで手に入れることが出来ました。
[7A-69 & 7B-79=2006.11 & 2009.4]





[染錦・古伊万里風花篭手の飾り皿]

中央に優美な花篭を配し、周辺には4つの窓絵と菊の花が、緻密

で丁寧に描かれている輪花の飾り皿です。窓絵には、撫子と楼閣

が趣深く描かれていて、心底魅了されます。外形が約23cm、高

さは4cmで、とても均整が取れた形状が好ましい。高台には飾り

を通す孔が 2つ設けられています。2004年に100個限定で源

右衛門窯が制作された 復刻版の縮小タイプのように思われまし

ので、熾烈なネットオークションでは、何が何でも落札するんだと

言う意気込みで応札して、幸運にも 蒐集することが出来ました。
[7B-116=2012.9]


この飾り皿の原型は、 源右衛門窯古伊万里資料館/輸出伊

万里
に詳しく説明されています。 ご参照下されば、幸いです。




[染錦・波千鳥図の口取皿]

内表面と約 1cm幅の外側面には、濃淡の染付濃みで青海波が

整然と描かれています。波の上には 思い思いに飛んでいる千鳥

が、緑彩と黄彩で 可愛らしく表現されています。 上縁は錆釉で縁

取られていて、このお皿を一層落ち着かせ優美にしています。長

径が 18.5cmの変形の口取皿で、美しいばかりでなく、直線辺を

手前にすると、とても使い易いお皿です。文献2の53頁に掲載さ

れていて、 [源右衛門窯 ONLINE SHOP] の家庭食器の変遷に

よれば、1981年に発売された「傳日本の器」の1つだそうです。

ご来客時には家内が必ず活用する、重宝で魅惑的なお皿です。

'04年末 竣工した我が家の記念品の1つとして、熾烈なネットオ

−クションで、清水の舞台から飛び降りる心地で落札しました。
[7B-37=2004.8]




[染錦・龍見込長角皿]

古い文様にも拘らず、長辺19m、短辺11cm、高さ2.5cmの洗

練された現代的な造形に、惚れ惚れとする6枚1組の長角皿揃い

です。染錦といっても、龍を取り巻く火炎に朱が使用されているだ

けで、見込みの中心に配置された迫力のある龍と、周辺の章魚

唐草が染付け、龍の周りの瑞雲は淡い染付濃みで描かれていま

す。外周にも 章魚唐草と瑞雲が描かれていて、一層隙がなく優

美なお皿に 仕立てられています。料理を盛って出されると、つい

お酒の量も捗ってしまいます。インターネット オークションでは、

極めて厳しい応酬合戦となりましたが、何とか入手出来ました。
[7B-56=2005.10]




[情熱が迸る赤繪大鉢]

直径:約21cm、高さ:8cm、青味のある白磁の肌に奔放な筆で、花、

鳥、兎、魚などが絵付けされている、豪胆にして繊細な赤絵の大鉢で

す。そして 「源右衛門」銘は、達筆で高台内面に彫り書きされていま

す。物資が著しく制約された1940年代に製作され、60年を越える時

を経て、大切に愛用されてきたとのことです。事実、見込みに朱と金

彩で、豪放に書かれている「魁」の文字を始め、その周りの絵模様に

は、かなりの擦れや絵の具剥げがあります。それらを打ち消して余り

ある、情熱が迸る素晴らしい絵付けと成形が為されたやきものです。

これからは、飾り棚の中で ゆっくりと休んで欲しいと思っています。

厳しい応酬合戦が行われた、ネットオ−クションで 入手致しました。


その後、同じ構成の中鉢(口径:16cm、高さ:6.5cm)をネットオ−

クションで 何とか蒐集出来ました。昭和末期の製品ですが、大らか

で華やかな明・赤絵が、見事に再現されていて、心底魅了されます。
[7A-26 & 7A-75=2005.2 & 2010.9]